小学生になると、音楽の授業でピアニカの学習がありますが、学校によっては個人でピアニカを用意する場合があります。
その際、必要になるのがピアニカケースです。
お店で購入することもできますが、お友達とかぶらないピアニカケースを手作りしませんか?
ピアニカケースの作り方!切り替え裏地ありは難しい?
今回は、切り替え裏地ありのピアニカケースをご紹介します。
切り替えを入れたり、裏地を付けたりするなんて、そんなの無理!と思われるかもしれませんが、意外と簡単にできますよ。
切り替えや裏地があると、仕上がりがとても良く見えるので、おすすめです!
材料(出来上がりサイズ:縦20㎝×横52㎝×マチ6㎝)
本体:表地A(キルティング、オックスなど):縦17㎝×横57㎝
本体:表地B(キルティング、オックスなど):縦18㎝×横57㎝
本体:裏地(ブロード、シーチングなど):縦52㎝×横57㎝
フタ:表地(キルティング、オックスなど):縦12㎝×横10㎝
フタ:裏地(ブロード、シーチングなど):縦12㎝×横10㎝
アクリルテープ(2.5㎝幅): 40㎝×2本
面ファスナー(マジックテープ)(2.5㎝幅):4㎝×1組
作り方
生地やその他の材料を裁断する。
以下の図のように生地を裁断し、表地Aと表地Bを縫い代1cmで縫い合わせます。
生地に図柄がある場合は、繋ぎ合わせる向きに注意しましょう。
表地Aと表地Bをミシンで繋ぎ合わせたら、縫い代部分は表生地B側に倒し、アイロンをかけます。
この縫い代部分を押さえるため、切り替え部分に生地の表側から押さえミシンをかけます。
これで表地と裏地が同じサイズになります。
フタ部分を作る。
まずは、フタ部分にマジックテープをつけます。
フタ部分の裏地の表側に、面ファスナー(フック側)をつけます。
面ファスナーの角を丸く切っておくと、仕上がりがきれいになります。
フタ部分の表地と裏地を中表で合わせ、縫い代5㎜の位置にミシンをかけましょう。
フタ部分を表に返し、アイロンで形を整えます。
端から2~3㎜の位置に押さえミシンをかけたら、フタ部分の完成です。
本体に持ち手などを仮止めする。
以下の図のように、本体の表地に持ち手や面ファスナー(ループ側)、②で用意したフタ部分を縫い付けます。
本体を縫う。
本体の表地と裏地を中表で合わせ、袋口の端から3㎝の位置にミシンをかけます。
持ち手やフタを挟んでいる場所は生地が厚くなっているため、ゆっくりとミシンをかけましょう。
本体の脇を縫う。
表地、裏地とそれぞれに分けて重ね合わせ、裏地側に返し口を15㎝ほど開けて、縫い代1㎝で縫い合わせます。
マチを縫う。
次に、底4箇所にマチを作ります。高さ3㎝×底辺6㎝の三角形を作るイメージで縫います。
縫った箇所から1㎝の位置でカットし、ほつれ防止のためにジグザグミシンをかけておきます。
表に返して、返し口を綴じる。
ピアニカケースを返し口から表に返し、形を整えたらアイロンをかけましょう。
返し口をラダーステッチで綴じます。
袋口にステッチを入れる。
最後に、袋口から2~3㎜の位置と、2㎝の位置に押さえミシンをかけたらピアニカケースの完成です。
ピアニカケースのおすすめサイズはどのくらい?
多くの小学校で使われているピアニカ(32鍵盤)のハードケースのサイズが「17.3㎝×45.6㎝×5.8㎝」なので、ゆったりと余裕を持って入れられる「縦20㎝×横52㎝×マチ6㎝」くらいのサイズがおすすめです。
ピアニカの他にも教科書や筆箱などを入れる場合もあるので、マチをつけてあげると出し入れがしやすくおすすめです。
ただし、あくまでも目安なので、学校から指定されて購入したピアニカのハードケースのサイズを測ってから調整して下さい。
ピアニカケースの作り方!ショルダーは簡単?
ピアニカはサイズが大きく、重さもあるため、荷物が多い日は大変ですよね。
また両手を空けておきたい場合にはショルダー付きが便利です。
ショルダーは思ったよりも簡単に付けられるので、ぜひチャレンジしてみて下さい。
持ち手やフタ部分を付ける手順で、ショルダーも取り付け可能です!
アクリルテープにDカンを通したものを縫い付けるだけで、ショルダーを簡単に付けることができますよ。
ショルダーを付けたい場合は、先ほどの材料の他に、以下の3つを追加して下さい。
追加する材料
Dカン(2.5㎝幅):2個
アクリルテープ(2.5㎝幅×8㎝):2本
アクリルショルダー:1本
ショルダーの付け方
8㎝のアクリルテープにDカンを通し、端から0.5㎝の位置を縫います。
このDカンを通したアクリルテープを「作り方③(持ち手やフタ部分を仮止めする手順)」で、以下の図のように本体に仮止めします。
ショルダーパーツを挟んだ部分も生地が厚くなっているので、ミシンをかける時には、ゆっくりと進めましょう。
ピアニカケースが完成したら、アクリルショルダーを取り付けたら完成です!
ピアニカケースを作る時の注意点は?
ピアニカケースを作る際には、生地選びに注意をしましょう。
ピアニカ自体が重たいので、しっかりとした生地がおすすめです。
表地にはキルティングやオックスなどの厚手の生地を使いましょう。
ただし、裏地にも厚手の生地を使ってしまうと、ピアニカケースに重みが出てしまうので、裏地には薄手の生地をおすすめします。
まとめ
ピアニカケースの作り方、いかがでしたか?
今回、切り替え裏地ありのピアニカケースの作り方のご紹介をしたので、ぜひ生地選びから楽しんで下さい。
たくさんの柄のなかから、柄合わせをするのはとっても楽しいですよ。
裏地をつけることでバッグ自体もしっかりとした作りになるので、ぜひ切り替え裏地ありのピアニカケースを作ってみて下さい。
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