小学校の入学時に用意するもののなかに、体操服袋がありますが、どんなものを用意すればいいの?と思われますよね。
特に学校からの指定がない場合、大きめの巾着や手提げ袋を使っているお子さんもいますが、荷物の多い小学生には、ナップサック型がおすすめです。
ナップサックの紐を長めに作ることで、荷物の多い日にはランドセルの上から背負うことができるので、とても便利ですよ。
冬場には体操服に加えて、トレーナーなどの上着を入れることもあるので、大きめに作ってあげたいですね。
紐の長さや袋の大きさをお子さんの体に合わせて調整してあげられるのも、手作りならではです。
ぜひ、体操服袋を手作りしてみませんか?
体操服袋の作り方!裏地あり
まずは、裏地ありの体操服袋の作り方をご紹介します。
【作り方】(裏地あり/縦40㎝×横35㎝)
・表地(オックス、ツイルなど):縦86㎝×横37㎝
・裏地(シーチング、ブロードなど):縦86㎝×横37㎝
・アクリル平テープ(25㎜幅):20㎝×1本(持ち手)/6㎝×2本(タブ)
・アクリル紐:140~150cmくらいを2本
※紐の長さは、お子さんの体型によって長さを調節して下さい。
生地やアクリルテープ等を裁断する。
まず、生地やアクリルテープ等をサイズに合わせて裁断します。
必要であれば、事前に型紙を作っておくと作業もしやすく、また次回同じものを作る時にも便利です。
タブの準備をする。
タブ用の平テープの両端に、ほつれ防止のためジグザグミシンをかけます。
アクリルテープを半分に折り、0.5mmの位置を縫います。
タブは2つ作ります。
持ち手を取り付ける。
表地(表側)に持ち手を仮縫いします。
布端を合わせて折りたたみ、中心に印をつけます。
持ち手は中心から3㎝の位置に配置し、持ち手の先端が生地から1㎝くらい出た状態にします。
袋口を縫い合わせる。
表地と裏地を中表で合わせ、布端から3㎝の位置にミシンをかけます。
袋の両脇を縫う。
表地、裏地に分けて合わせ、表地にはタブを挟み込み、裏地には返し口を残して、両脇を縫い代1㎝で縫い合わせます。
タブの位置は、表地の下から2㎝の位置です。
タブをしっかりと縫い付けるため、ミシンを何度か往復させます。
表地は、最後に紐を通すため、袋口の部分から2㎝ほど開けて縫います。
裏地には、12㎝ほどの返し口を残して縫います。
返し口を縫う。
脇を縫い終えたら、返し口から裏返してアイロンで形を整えます。
裏地側の返し口を、ラダーステッチで綴じます。
袋口にミシンをかける。
袋口から2㎝の位置をミシンで縫いましょう。両側から紐を通し、タブ部分にかけて結べば完成です!
体操服袋の作り方!裏地なし
次に、裏地なしの体操服袋の作り方をご紹介します。
【作り方】(裏地なし/縦40㎝×横35㎝)
・生地(オックス、ツイルなど):縦100c㎝×横37㎝
・アクリル平テープ(25㎜): 20㎝×1本(持ち手)/6㎝×2本(タブ)
・アクリル紐:140~150㎝くらいを2本
※紐の長さは、お子さんの体型によって長さを調節して下さい。
生地やアクリルテープ等を裁断する。
生地やアクリルテープ等をサイズに合わせて裁断し、生地にはほつれ防止のためジグザグミシンをかけます。
タブの準備をする。
タブ用の平テープの両端に、ほつれ防止のためジグザグミシンをかけます。
アクリルテープを半分に折り、0.5mmの位置を縫います。
タブは2つ作ります。
袋の両脇を縫う。
生地を中表で合わせ、袋底の「わ」になった部分から2cmの位置に、両側ともタブを挟みます。
マチ針やクリップで仮止めしておくと作業がしやすくなります。
タブを挟んだ部分は、ミシンを往復させてしっかりと縫い付けます。
両脇を縫い終わったら、縫い代部分を割って、アイロンをかけます。
あき止まり部分を縫う。
あき部分にアイロンをかけて形を整え、ミシンをかけます。
持ち手を取り付ける。
袋を半分に折り、中心に印をつけます。
中心から3㎝の位置に持ち手となるテープをミシンで仮止めします。
紐通し部分を縫う。
中表のまま、1㎝折ってアイロンをかけます。
更に2㎝折りミシンをかけます。
持ち手側は、持ち手を上げて、袋口から0.5㎝の位置にミシンをかけます。
反対側は持ち手がないので、そのまま0.5㎝の位置を縫います。
紐を通す。
袋を表に返し、バッグ底の角をしっかりと出しましょう。
両側から紐を通し、タブ部分にかけて結べば完成です!
体操服袋の作り方!マチありも!
学年が上がるにつれ、体操服も大きくなるので、余裕を持って荷物を入れたい場合にはマチありの体操服袋をおすすめします。
マチをつけたい場合には、生地を裁断するときにマチの分を足す必要があります。
縦:つけたいマチの1/2幅(5㎝のマチにしたい場合は、プラス2.5㎝)
横:つけたいマチと同じ幅(5㎝のマチにしたい場合は、プラス5㎝)
【マチのつけ方】
マチをつける場合は、タブを仮止めする位置を表地の下から4㎝の位置にします。
脇を縫って裏返す前に、マチを縫います。
バッグ底の角の部分を以下の図のように三角形に折ります。
5㎝のマチを作る場合、高さ2.5㎝、底辺が5㎝の三角形となります。
三角形の底辺になる部分をミシンで縫います。
ほつれ防止に同じ場所を2~3回縫っておきましょう。
また、その外側にも一本ミシンをかけると安心です。
最後に三角形の不要な部分を切り落とせばマチの完成です。
裏地ありの場合は、表地、裏地ともにマチを縫います。
体操服袋のおすすめサイズは?
体操服袋を作る時に、気になるのがサイズですね。
どれくらいの大きさのものを用意すればいいの?と疑問に思う方も少なくないのではないでしょうか。
小学生
小学生が体操服袋に入れるものといえば、体操服の上下、赤白帽子、タオルなどですが、寒い時期に関してはトレーナーなどの防寒着を持って行くこともあります。
一年生で体操服のサイズがまだ小さかったとしても、冬に荷物が増えることを考えて大きめに作ってあげたいですね。
小学生は、「縦40㎝×横35㎝」くらいのサイズがおすすめです。
中学生
中学生にもなると、体操服もかなりサイズアップします。
また、体操服に加えて中学校ではジャージも必要になるため、更に大きめがおすすめです。
「縦45㎝×横40センチ×マチ5㎝」くらいあると、余裕を持って収納できますね。
体操服袋を作る時の注意点は?
体操服袋は、汗や砂ぼこりで汚れた体操服を入れるので、毎週お洗濯して清潔に保ちたいですね。
裏地ありの場合は、生地選びに気をつけましょう。
キルティングでも作ることができますが、キルティングに裏地をつけると更に厚みが出るので、お洗濯をした時に乾きにくいというデメリットがあります。
オックスやツイルなど、厚手でしっかりとした生地を表地に使うことをおすすめします。
また、裏地なしの場合は、お洗濯の度に裏側の布端がほつれないように、しっかりとジグザグミシンをかけ端処理をしておく必要があります。
まとめ
体操服袋の作り方をご紹介しましたが、いかがでしたか?
荷物が多い日でも、手元があくナップサック型の体操服袋、おすすめです!
小学生は、入学時に大きめに作っておけば、六年間使うことができますね。
また、中学生のお子さんには、小学生の時よりも少し大人っぽい生地を選んであげたら、お子さんも喜びますね。
ぜひ、素敵な体操服袋を作ってみて下さい。
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