小学校への入学時に用意するものの1つに、上履き入れがありますよね。
幼稚園や保育園で使用していた物を使い続けることもできますが、子ども達の足はあっという間に大きくなってしまいます。
また、小学生になると急に好みも変わってきますよね。
お子さんの成長に合わせて、新しい上履き入れを作ってみませんか?
上履き入れの作り方!裏地なし
まずは、キルティング一枚で作る簡単な上履き入れからご紹介します。
材料(低学年用:出来上がりサイズ/縦26㎝×横20㎝)
・キルティング:1枚(縦58㎝×横22㎝)
・アクリルテープ:25㎜幅(10㎝/30㎝)‥各1本ずつ
・Dカン(内径2.5㎝):1個
①生地を裁断
生地やアクリルテープをサイズに合わせて裁断します。
キルティングの布端がほつれないように、ジグザグミシンをかけましょう。
②持ち手の準備
持ち手となる30㎝のアクリルテープを半分に折って、端から0.5㎝の位置で縫い合わせます。
もう一方の10㎝のテープにはDカンを通し、持ち手と同様に0.5㎝の位置にミシンをかけます。
③持ち手を取り付ける
生地の中心に持ち手となるアクリルテープと、Dカンに通したアクリルテープを置きます。
0.5㎝の位置にミシンで仮止めをします。
④袋の両脇を縫い合わせる
生地を中表で合わせ、両脇を縫い代1㎝で縫い合わせます。
縫い代はアイロンで割っておきます。
⑤袋口を縫う
バッグの口を上から3㎝のところで折り、アイロンをかけます。
持ち手を上げて袋口から2.5㎝の位置にミシンをかけます。
次に、袋口から2~3㎜の位置にミシンをかけます。
持ち手を取り付けた部分と、Dカン部分は、ゆっくりとミシンをかけましょう。
上履き入れの作り方!小学生用のサイズは?
上履き入れといっても、小学校の六年間同じものが使えるの?と疑問を感じる方も少なくないと思います。
一年生と六年生では身長にも大きな差がありますが、靴のサイズも六年間で大きく変化します。
あくまでも目安としての数字ですが、入学時には18~20㎝前後だった足のサイズが、卒業時には22~24㎝前後まで大きくなります。
お子さんの足の成長に合わせて、上履き入れも作り直す必要が出てきます。
【低学年用】
低学年のうちは上履き入れをそこまで大きく作る必要はありませんが、少しゆとりのあるサイズの方が出し入れがしやすくおすすめです。
低学年の上履き入れの目安は、「縦26㎝×横20㎝」前後です。
【高学年用】
お子さんの成長にもよりますが、高学年にもなると大人とほぼ同じサイズの靴を履くようになります。
高学年の上履き入れの目安は、「縦28㎝×横22㎝」前後です。
大きめの上履きもゆったりと収納することができます。
上履き入れの作り方!裏地あり
次に、裏地をつけた上履き入れをご紹介します。
材料(低学年用:出来上がりサイズ/縦26㎝×横20㎝)
・表地(キルティングなど) 1枚(縦58㎝×横22㎝)
・裏地(シーチングなど) 1枚(縦58㎝×横23㎝)
・アクリルテープ 25㎜幅(10㎝/30㎝)‥各1本ずつ
・Dカン(内径2.5㎝) 1個
①生地を裁断。
生地やアクリルテープをサイズに合わせて裁断します。
裏地ありの場合は、布端が出ないのでジグザグミシンは必要ありません。
②持ち手の準備。
持ち手となる30㎝のアクリルテープを半分に折って、端から0.5㎝の位置で縫い合わせます。
もう一方の10㎝のテープにはDカンを通し、持ち手と同様に0.5㎝の位置にミシンをかけます。
③持ち手を取り付ける。
生地の中心に持ち手となるアクリルテープと、Dカンに通したアクリルテープを置きます。
0.5㎝の位置にミシンで仮止めをします。
④表地と裏地を縫い合わせる。
表地と裏地を中表で合わせ、端から3㎝の位置にミシンをかけます。
持ち手やDカンをつけた部分は厚みがあるため、ゆっくりとミシンを動かしましょう。
縫い合わせた部分を開き、アイロンをかけます。
⑤両脇を縫う。
表地と裏地に分けて重ね合わせ、裏地側に返し口(12㎝前後)を残して縫い代1㎝で縫います。
両脇を縫い合わせたら、縫い代をアイロンで割ります。
上履き入れを返し口から裏返し、アイロンをかけて形を整えます。
⑥袋口に押さえミシンをかける。
袋口から2㎝の位置にミシンをかけます。
持ち手とDカンの部分のミシンがけは、厚みがあるので十分に注意して進めましょう。
⑦返し口を縫う。
裏地の返し口を縫います。
ラダーステッチで綴じると、きれいに仕上がります。
上履き入れの作り方の注意点!
上履き入れは、毎週持ち帰り、汚れたものを入れるため頻繁に洗濯もします。
また、上履きの出し入れを何度もすることになるので、裏地なしで作る場合には、生地の端処理を丁寧にすることが大切です。
また、お子さんの成長のスピードによっては、入学時に作った上履き入れを長い期間使うかもしれません。
年齢によって、好みも変わってくるため、先を考えて生地選びをすることをおすすめします。
まとめ
裏地なし、裏地ありの上履き入れをご紹介しましたが、いかがでしたか?
裏地なしのメリットは、キルティング一枚で簡単に作れるという点です。
裏地ありのメリットは、少し手間はかかりますが上部な仕上がりになります。
布小物をサイズアップに合わせて作り直すのは少し大変かもしれませんが、お子さんの成長が感じられて嬉しいですよね。
ぜひ、楽しんで上履き袋を作ってみて下さい。
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